アジア・太平洋戦争終戦前夜の1945年8月14日夜から15日未明にかけて、アメリカ軍の大空襲で250人以上の尊い命が奪われた土崎空襲。この惨禍を後世に伝えようと活動している市民団体「土崎港被爆市民会議」(伊藤紀久夫会長)は14日、秋田市で「空襲犠牲者追悼平和祈念式典」、21世紀子どもたちから平和のメッセージ発表会を開きました。遺族や市民など120人が参加し、日本共産党の加賀屋千鶴子県議、奈良順子市議が出席しました。
伊藤会長は、世界中で戦火が絶えない今、子どもたちや一般市民が犠牲になる戦争被害と加害の歴史、事実と教訓を絶対忘れてはならないと強調。「平和憲法をいかし、未来を担う子どもたちが戦争に巻き込まれないよう大人が踏ん張るとき。平和と二度と戦争をしないとの声を、土崎の地から市民とともに発信し続けることを誓う」と決意表明しました。
献花のあと小学生から大学生までの代表らが、戦争の実相と悲惨さ、平和の尊さについて思いを込めメッセージ発表。土崎出身の詩人、いとうのぼるさんが詩を朗読しました。