秋田県能代市で6、7両日に開催される「第30回のしろみなと祭り」(能代商工会議所青年部・みなと祭り実行委員会)。能代港開港50周年記念事業としてブルーインパルスの展示飛行が行われることに、市民から不安の声や中止を求める動きが出ています。
日本共産党の相場未来子市議は6月の市議会一般質問で「なぜ50周年で危険な展示飛行を行う必要があるのか」と中止を求めました。能代市革新懇・平和委員会、能代まちなか九条の会、市民有志も主催者に「事故が起きれば大変なことになる」と中止の申し入れを行いましたが、斉藤滋宣市長、主催者ともに中止する考えはないとしています。
今年の祭りの案内ビラは、片面を自衛隊関係の写真がほぼ全面を占め、艦船見学、グッズ販売など、まるで自衛隊の祭りのような、例年にない構成になっています。
各市民団体では、展示飛行が行われる6日、抗議のスタンディングを行う予定です。
市民からは「貿易港としての平和な港の行事としてふさわしいのか」「大軍拡が進められるなか、戦争への道につながるのではないか」と不安や疑問の声も聞かれました。