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農地に壊滅的被害 「稲の花咲く大事な時期なのに…」 秋田水害 岩渕参院議員が五城目・三種町調査

 日本共産党の岩渕友参院議員は22日、記録的大雨による災害が多数発生している秋田県の五城目町(ごじょうめまち)、三種町(みたねちょう)を訪問し、被害状況などを調査し、被災した人たちにお見舞いを述べ、困っていること、要望などを聞きました。藤本ゆり衆院秋田2区候補と加賀屋千鶴子県議、石川交三・五城目町議、伊藤千作・三種町議らが同行しました。

 

 馬場目川が氾濫し、町中心部が冠水し床上まで浸水した五城目町では、渡邉彦兵衛町長と面会しました。復旧作業中の男性は「避難命令が出た時には、もう移動できない状態だった。復旧には時間がかかるし、年齢を考えると家の修理をどこまでやったらいいか悩んでいる」と語りました。

 

 川の上流部では、農地に土砂や岩、流木が流れ込む壊滅的な被害が出ています。農家の男性は「稲の花が咲く大事な時期なのに、水路も流され水を入れることもできない。以前の被害では自力で復旧したが、今回はあまりに被害が大きく、どうにもならない」と肩を落としました。

 

 

 去年に続き、三種川が氾濫した三種町では町職員が同行。農家の男性は「住宅や車庫・農機具など、被害がどれだけになるかまったくわからない」と話します。岩渕議員は「かつてない被害で、一刻も早い生活と生業(なりわい)の復旧、再建のため、県議、市・町議と力をあわせ全力でがんばりたい」と語りました。