秋田県では活発な梅雨前線による記録的な大雨で、各地で災害が発生しています。日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は18日、広範囲の市街地が冠水した秋田市の被害状況を調査。被災した人たちにお見舞いを述べ、困っていることや要望などを聞き取りました。加賀屋千鶴子県議、佐藤純子秋田市議団長らが同行しました。
市内各所では、流れ込んだ泥やゴミの除去、使えなくなった家財道具の運び出し、清掃などの作業が懸命に続いています。氾濫した太平川の近くにある広面(ひろおもて)の保育園の職員は「危険と判断し保護者にお迎えを要請して来てもらったが、周辺の冠水が始まり、途中まで来ている保護者のところまで子どもたちを抱っこして運びました」と緊迫した様子を説明。「再開までのめども立たないし、子どもたちの行き場がなくて困っています。休園だけは何としても止めたい」と支援を求めました。
「何度も浸水を経験したけれど、ここまでひどいのは初めてでショックだ」と話す美容室の女性は「移転しようにも簡単にはできません。ちゃんとした対策をしてほしい」と訴えました。作業中の男性は「罹災(りさい)証明はどうするのか、ゴミの出し方や場所が変わるなど、情報が何も届かないし遅い。消毒薬をもらいに行ったが、準備ができていないと言われた。とにかく市の対応があまりにも悪すぎる」と怒りました。
高橋議員は、党の県議、市議とも協力して被害救済に全力を尽くしたいと話しています。