2021年4月5日 日本共産党秋田県委員会
常任委員会
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3月18日告示、4月4日投票でおこなわれた秋田県知事選挙で、日本共産党は「秋田の未来をつくるみんなの会」のみなさんが擁立した無所属のあいば未来子氏を推薦してたたかいました。結果は、現職の佐竹敬久氏が4選を果たし、あいば未来子候補は23、679票、得票率5.03%で勝利できませんでした。
あいば未来子候補にご支持、ご支援をいただいた県民のみなさんに、感謝いたします。
(2)
今回の選挙で、あいば未来子候補は「国のいいなりやめて、県民の声で新しい県政をつくろう」と訴え、県民が願う政策―「未来アクション」を提案して、全県各地で、街頭やつどいで直接県民のみなさんに語って選挙戦をたたかい抜きました。
ある女性の方から「残念でしたが、素晴らしいたたかいを見ました。新たな挑戦を今日から始めましょう」との言葉が寄せられました。
当選はできませんでしたが、県知事選史上初の女性候補として、あいば未来子候補の決意と奮闘はとりわけ女性のみなさんを大きく励まし、女性の政治参画、地位向上の今後に大きな契機となることは疑いありません。
翌日の「秋田さきがけ」紙が「足元の課題直視を」と報道しましたが、あいば未来子候補が訴えた政策は、まさに「足元の」県民の具体的な願いでした。
あいば未来子候補を意識し、今回の異動で県庁の女性幹部の登用をわずか増やすなど、あいば未来子候補の論戦は、今後に必ず生きてくると確信します。
再選されましたが佐竹氏は、前回から大きく10万票余も減らし、有権者の3割に充たない得票です。県政の変化を望む声が広がっていました。
「秋田さきがけ」紙はまた、「目立つ消極的支持」として、あいば未来子候補と日本共産党が指摘したイージス・アショアへの対応、集中豪雨の際の県外ゴルフなど、知事としての政治姿勢を問う有権者の声を紹介しています。
日本共産党は、今後も活動を継続される「秋田の未来をつくるみんなの会」のみなさんとともに、あいば未来子候補が示した県民要求の実現に取り組むとともに、県議会唯一の野党として、佐竹県政に県民目線で厳しく臨んでいきます。
(3)
菅政権・自民党政治は、「高齢者の医療費2倍化法案」「コロナ禍のなかで病院のベッド削減」など、国民に「自助」を押しつけ、効率・採算第一の政治を推し進めています。
日本共産党は、県民のいのちとくらし、生業を守るために、国政を変え、国民の願いが届く新しい政治をめざし、総選挙はじめ今後の政治活動に全力で取り組んでいきます。
そのためにも、あいば未来子候補の奮闘を勝利に実らせることができなかった力不足もふまえ、党を強く大きくしていくことが待ったなしと決意しています。
ひきつづき、みなさんのご支援、ご協力を心からお願いいたします。